マナミ : 帝国データバンクが発表した“景気動向調査”によると、
2010年度の業績見通しを“増収増益”と見込んでいる企業の数が全体の26.2%に及び、2009年度の13.1%と比べると2倍に拡大した、としています。
企業の業績回復の見通しは明るいということでしょうか?
まなぶ先生 : うーん、一概にそうとも言えないでしょうね。
“増収増益”を見込んでいる企業は主に大企業に多く見られ、日本の95%を占める中小企業は“減収減益”を見込んでいる企業数の方が勝っています。
また、大企業が増収増益を見込む理由として、「2009年度実績が悪すぎた」という声も多く挙がっており、業績が回復するというよりは、少し元に戻りつつあると言う方が正しいのではないでしょうか。
2009年度の実績に注目すると、2008年度実績よりも減収企業が増えているのですが、中でも“減収増益”だった企業数が全体の14.6%と、2008年度の7.3%から倍増しているのが特徴的です。
マナミ : 減収増益…、売上が減ったのに利益が増えているということは、つまり仕入費用や販売管理費が減ったということですね。でも、現在は「原材料価格は上昇」しているさなかですから、結局減っているのは人件費ということでしょうか。
まなぶ先生 : その通り。また、このアンケートでは、企業に2010年度業績を上振れさせる好材料と、下振れさせる悪材料を聞いています。
上振れ材料は、「『中国や米国など海外需要の回復』や『政策支援』、海外の事情や国の政策など、企業努力ではカバーできないものが多く、希望的観測と言えるようなものが上位にあがっている」のに対し、
下振れ材料は、「所得・雇用環境の悪化」など、現在日本で起こっている動向を多くの企業が挙げています。このように、業績見通しの下振れリスクが多すぎますね。
マナミ : 現状は人件費がますます減らされデフレ・スパイラルの状態ですものね。新聞紙面でも、「増益」「経常利益上昇」というキーワードはよく目にしますが、売上UPという言葉は少ないですよね。業績の動向は、まだまだ厳しいということかもしれません。
次回はこの厳しい状況で私たちが身につけたいスキルをご紹介します!



WEB・DTP・CG系の資格をもっと見る
: 学び方に合った教材か?
: 添削の回数
講義はわかりやすいか?
